コラム:らーめん屋さんの割りばしのこと・・・・vol.2

FINCA

03-6380-5915

〒160-0022 東京都新宿区新宿1-34-15
新宿エステートビル B1

lv

コラム:らーめん屋さんの割りばしのこと・・・・vol.2

FINCAブログ

2017/11/22 コラム:らーめん屋さんの割りばしのこと・・・・vol.2

 

%e5%be%92%e7%84%b6%e9%a6%99%e8%a3%b8%e5%a4%a2ol

 

当方、ほぼ毎日同じ、町中の中華屋さんのTに通っている。いわゆるごく普通の家族でやっている町中のラーメン屋さんだ。日中(ランチタイム)は厨房に奥さん、出前がオヤジ、店内ホールがお嬢さん?の3人態勢だ。夜は奥さんとオヤジの2人態勢で対処している。最近、その店の目の前に超高層マンションが建ったからなのか、ランチタイムはいつも混んでいる。というわけで当方がランチへ行くのはほとんど2PMを過ぎてからだ。

オーダーはというと決まって塩味の野菜ラーメンである「タンメン」だ。ここのタンメンは野菜具材のメインが白菜というタンメンなのだ。

タンメンというとメイン野菜はキャベツというところがほとんどなので、白菜メインというのはちょっと珍しいお店でもあると思う。聞くところによると、白菜メイン派とキャベツメイン派、白菜&キャベツ混在派と大きく三派あるという。一度、ママさんに「どうして白菜がメインなのか?」聞こうとしたが聞きそびれたまま現在までその疑問が続いている。注文してから出てくるまでの時間が早いので、話すキッカケが無くそのままとなっているのだが・・。

 

それから、当方にとってここのタンメンと出会ってから、自身の体調のある部分が改善したということがあるのだ。なんと長年の「便秘」が改善されたのである。これもあの白菜やモヤシなどの繊維質のお陰かと思われるが、タンメンである以上、味付けは塩味になるので、当然、塩分が味覚の主体となるのだが、よりによって当方、高血圧症という別な持病もかかえているのである。塩分は高血圧の天敵の代名詞のようなものだ。

 

そこで当方はこのタンメンを食する際は「酢」をレンゲに2.5杯ほど〝添加″してから食べることにしている。その他のトッピングはブラックペッパーとT店自家製?のラー油だ。このちょっとした酸味と辛みが代謝を促進してくれそうな気がしているので、当方にとっては欠かせない調味料だ。おかげで食べ終わるころにはいつも小汗をかいている。はたまた、ラー油の量を間違えようものなら、その体はまるでサウナあがりのようだ。

 

これまで何度か出前でこの同じタンメンを頼んだことがあるが、全くダメである。コショウは白コショウだし、ラー油も風味が全然違う、おまけに「酢」の常備が無かったので出前のそのタンメンはもう全くの別物になってしまった。ちなみに、コショウは塩味にはブラックペッパー、醤油味にはホワイトペッパーが比較的合うような気がするが、やっぱり、ラーメン屋でそのものを食べるからこそ、本来の味がするような気がするが、それは錯覚なのだろうか・・。

 

さてその「錯覚」を思い起こさせる中のもうひとつの道具に「割り箸」というのがある。ラーメン屋に行けば、極当たり前に置いてあるあの「割りばし」だ。当然木製である。

最近の外食チェーン店などの「箸」というと樹脂製の使い回しモノがほとんどかと思われるが、あれはダメだ、最悪である。当方の感覚からすると樹脂製の使い回し箸での食事は、味覚を数段下げると言っても過言ではないほど酷いように思う。

 

これは当方のとある経験からの思い込みに過ぎないかもしれないが、ある時、全国的に著名な牛丼チェーン店が合理化を理由に木製の割り箸から樹脂製の使い回しのものに変更した際に、同じものを食べているのに味覚が違うではないか!なんだこの違いは!!・・と感じたのがそもそもの始まりである。

それ以来、樹脂製の箸しか置いてない飲食店での食事は徐々に遠のいていったのである。

しかし、どうしてもそれが食べたい時は、なんと〝マイ割り箸″を持参するようになったのである。

それで今では“常時マイ割り箸”を携帯しているのである。

 

では、何故そこまであの割り箸にこだわるのか・・その箸の材質によって食する味覚に違いはあるのか?

箸の種類を分けていくと、私たちが使う「箸」は「割り箸」「塗り箸」「金属箸」「象牙箸」「樹脂箸」などに分類できるだろう。この中で私達が家庭で日常的に使うのは「塗り箸」だと思われるが、「塗り箸」とは木製や黒檀などの素材に漆などの塗料を塗ったりした加工箸の仲間のことだが、外食では「割り箸」と「樹脂箸」が拮抗して独占しているのではないだろうか?

 

お隣の韓国では圧倒的に金属性の箸である。そうあのステンレス製の冷たい感じの箸だが、何故かあれで食べるキムチとかカクテキはウマイのである。それと同じように象牙の箸で食べる中華料理もまたウマイ。こうなってくるとお箸と食べ物の相性みたいなものがあるかもしれないという妙な好奇心が芽生えても来るのだが・・・

 

話を「割り箸」へ戻そう・・私がいつも食べているT店で使う割り箸と食するタンメン。この相性は当然“鉄板”である。

割り箸を握ったときの少しささくれた感覚、これで手の内のお箸のグリップが決まる。そのグリップで麺を挟み上げると、微妙に箸がしなり、かすかな樹の匂いがタンメンや香辛料の匂いと混然となって鼻腔を刺激する。口へ運ぶ麺や具材が体内に入り込むと同時に箸が軽くなり次の準備へと移る。ある一定の繰り返される所作が箸を通じ、皮膚を経由して“食べる”という本能を体現することになるのである。その体現が快適であればあるほど香味は増し、旨味も増して「おいしい味覚」として記憶されるのであろう。

 

しかし、もし、これが樹脂製の箸だったらどうだろう・・

私に言わせれば歴然である、前述の“食べるという所作”は“ただの食べるという作業”に変わってしまうのだ。

口歯にあたる樹脂の不自然な硬さや感触は真に不味の極みである。箸を持つ我が右手には何の伝達もなく口へ運ぶ作業を繰り返すだけである。まさに鼻をつまんで食事をしているような感覚だ。

まるで無味無臭の世界で食事をしているかのような・・

匂いや香りが食べ物の味覚にどれだけ寄与し、影響を及ぼしているのかが如実にわかる様である。

 

ホントかよと思われる方がおられるならば、騙されたと思って一度試していただければと思う。

割り箸と樹脂製の箸を用意するだけでできる簡単な検証なので誰でもできることだが、

だからこそ、その味覚差に唖然とすることだろうと確信する。

 

余談になってくるが、パスタを割り箸で食べると相応に不味い。カレーライスはスプーンで食べれば大体旨いがフォークで食べてもあんまり美味しくないのだ。

mm~何故?ナゼ?・・という疑問が湧いてくるのだが・・

既成概念なのか潜在意識のせいなのか、ホント不思議な感覚なのだ。

 

いずれにしても、

たかが「お箸」ということなかれ、そのお箸が食べ物の味を左右することがあるのだから・・

 

「ラーメン屋さんの割り箸」にこんな興味深いことが潜んでいたなんて・・

もしT店が樹脂製の箸に置き変わったら・・

 

その時は

オヤジに直談判だ!!

 

 

 

 

 

神保町 さぶちゃん 2017/11月閉店 落涙・・

 

%e3%81%95%e3%81%b6%e3%81%a1%e3%82%83%e3%82%93 

 

 

 

 

 

youji

TOP